piroaki7の不定期創作活動日誌

piroaki7の創作活動について、個人的な考えや記録を綴ります。

はじめての同人誌 はじめての即売会

小学校高学年ぐらいから、アニメに興味をもった僕は、アニメ雑誌をよく読むようになったのです。
いや、読むというより見るといった感じでしょうか?
マイアニメやアニメージュ、ジ・アニメ等、アニメ誌はたくさんありました。
当時のアニメ誌は対談や批評といった文章物も多くて、ちょっと大人っぽいイメージがあったんですよね。(アニメディアとかは文章少なめで、ターゲット年齢層が低かった気がします。)

そういったアニメ誌の後のほうにあったのが、「ファンジン」や「サークル募集」のコーナーでした。
そこで出てくる同人誌という言葉。
その頃は同人誌という物が、どこで流通して、どこで買えるといった事をまったく知らなかったのです。
それに絵に自信の無かった僕(顔や自分にも自信があるわけではないですが)が、まずこういった世界に足を踏み入れるきっかけとなったのは、コスプレでした。
いろんなアニメキャラ等の服を着て同人誌即売会に参加するのです。
いや、参加といっても同人誌を買う側としての参加ですけどね。
たしか初参加は大阪の中之島公会堂だった気がします。(余談ですが、ここの地下食堂のハヤシライスが美味しかったんですよ)

コスプレで参加し、同人誌を買いまくる日々が続きました。
この頃は今とは違い小さな同人誌即売会が多数あり、今ほどオタク文化も広がっていない時期でした。
コスプレは手作りで、同人誌はコピー誌が多かったです。
この頃から考えたら、現代のオタク文化はまさに夢のようです。
ただ、あの頃は得体の知れないワクワク感と楽しさがあった気がします。

やっぱり買うだけじゃ物足りなく、作る側になりたいという気持ちになりまして、同人誌即売会に参加することになりました。 
一足先にコピー本を出していた友人を追いかけて、サークル「自画自賛」を結成しました。 
結成というか友人の作ったサークルに乗っかった感じですが。 
最初はガルフォースや、うる星やつらのキャラシールと、スーパーリアル麻雀のA3用紙の中心に切れ目を入れ製本したコピー誌を出しました。 
そこらへんからズブズブと同人誌の世界になだれ込んでゆくのです。 

次に作った本は、友人の出した仮面ライダー本「コスチュームにこだわろう」をパクって「ガルフォースにこだわろう」といったコピー本です。 
コマの漫画を描いたのは、これが初めてだったような気がします。 
このあたりでは、コピー本の範囲内でいろいろ作った覚えがありますが、その当時にハマったセーラームーンの同人誌をオフセットで、しかも表紙をカラーで出すという暴挙にでたのです。 

ああ、黒歴史。 
たしか40ページほどあったんじゃなかろか? 
内容は自分の描いた漫画については激しく独りよがりな物で、今考えたら恥ずかしいのですが、「セーラームーンVS魔物ハンター妖子」だったと思います。 
あとがきが身もだえするほど恥ずかしい。 
恥ずかしいのだけど、今思えば楽しかった濃い日々でした。 

最近、いや昔からか。 
物忘れが激しいので、思い違いや書き忘れがあるかも知れませんが許してください。 

このころ、僕は自分に大きな変化を与えてくれた運命の出会いを経験するのですが、それはまた次回に。 
いや、色っぽい話じゃないです。